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26万 回視聴 ・ 1161いいね ・ 2025/07/03
選挙中に公表していた学歴を偽っていた疑惑が出ていた、静岡県伊東市の市長が2日に会見を開きました。「卒業したというのは思い込みで除籍だった」と涙ながらに釈明しました。
■5月に初当選したばかり
会見で追及を受けているのは、今年5月に初当選を果たしたばかりの静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)です。
「(Q.証書は見せてもらえないのか?)除籍であると、除籍であるという事実を持ってまいりました」
騒動のきっかけは先月、市議全員に届いた差出人不明の文書でした。
「東洋大学卒ってなんだ!彼女は中退どころか、私は除籍であったと記憶している」
市が発行した広報誌には、田久保市長の学歴は「東洋大学法学部卒業」と記載されていて、最終学歴の詐称疑惑が浮上したのです。
説明を求められ会見を開いた田久保市長が明かしたのは…。
「卒業は確認ができませんでした。除籍であるということが、その場では判明しました。よって窓口に行ったんですが、卒業証明書は取得することができませんでした」
大学に確認すると、「卒業」ではなく「除籍」だったことが分かったというのです。
除籍になるのは、どういったケースなのでしょうか。東洋大学のホームページには「授業料の未払い」「在学年限や休学期間を超えた学生」と記されています。
「バイクに乗っていろいろな所に行ってしまって、住所不定のような状態になっていたりとか、連絡がつかなかったような状況もございますし、大学後半は本当に不真面目な学生でしたので」
■チラ見せ“卒業証書”は何?
大学を卒業したと思い込んでいたが、除籍されていたことが分かったと説明する田久保市長。会見では、涙をぬぐう場面もありました。
「学歴とか、どういった会社に就職をしていましたという経歴に関して、むしろそういったことを選挙の広報とかで表示して、それで何か皆さんの…すみません。票を取りたいとか、そういった意識が全くございませんでしたので」
しかし、伊東市議会の中島弘道議長によると、騒動直後、田久保市長は卒業証書だという文書を見せて疑惑を否定したといいます。
「サッと出されて、サッと目を向けたら、スッと引かれて」
「(Q.チラ見って感じですか?)チラ見です」(先月27日)
チラ見せした文書は何だったのでしょうか。
「卒業を証明するものであろうと思ったので、私も他の方にお見せしたんですけど。残念ながら、卒業を証明するものとしては機能しなくなったというか」
「(Q.いや、そういうことではなくて、議長とかに見せた書類は何だったのか?)そこについても、私でも確認できる範囲で確認しなきゃいけないと思っているので、今調べている最中」
何度も追及されましたが、その紙が何だったのか明確な回答を避けました。中島議長はこう話します。
「その卒業証書は結局、嘘のものだって、偽造しているものだったということになりますよね」
学歴詐称は、公職選挙法に違反しないのでしょうか。市長はこう述べています。
「私が経歴を詐称しているというのは一切ございません。私が選挙の時点で自ら公表している経歴に関しては卒業はうたっていないので、問題ないのではないかと」
しかし、公職選挙法に詳しい亀井正貴弁護士はこう指摘します。
「選挙期間中に、例えば選挙管理委員会に経歴等について提出する文書がある。その文書の中に『東洋大学卒業』と書いていれば、そのことに関連しても公表罪(虚偽表示罪)が成立する可能性がある」
伊東市民はどう感じているのでしょうか。
「卒業したつもり…卒業したつもりって、普通証書をもらうでしょ。嘘ついてたんでしょうね」
「本人が(卒業)したと思っていた?思い込みもひどすぎる。市長さんだよ」
(「グッド!モーニング」2025年7月3日放送分より)
[テレ朝NEWS] news.tv-asahi.co.jp/
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