ママ会に僕1人で参加！緊張感と不安でお酒が進む【朗読・小説】

夜の朗読　そよ風

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2.1万回視聴・ 91いいね・ 2025/04/25

ママ会に僕1人で参加！緊張感と不安でお酒が進む【朗読・小説】

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/ @himitunowatashitati

【作品名】
ママ会に僕1人で参加！緊張感と不安でお酒が進む【朗読・小説】

【ストーリー】
僕の名前はだいすけ。今年で40歳になった。妻のみほと9歳になる息子のゆうきの3人家族で、比較的平凡な日々を送っている…と、つい最近までは言えたのだが、今は少し事情が違う。

一人の父親であり夫である僕が、予期せぬ形で始まったママ友たちとの関係に翻弄されたのだ。春の風が心地よく感じられる季節、桜の花びらが舞い散る中、息子の新学期が始まった。小学校3年生になった息子は毎日元気に登校している。

僕は中堅の建設会社で設計の仕事をしており、みほは大手百貨店で販売員として働いている。共働きで忙しい日々だが、なんとか息子の成長を見守りながら生活している。みほと出会ったのは10年ほど前、僕が30歳の頃だった。

当時まだ販売のアルバイトをしていたみほの笑顔に一目惚れし、勇気を出して声をかけたのが始まりだった。今でも覚えている、最初のデートで彼女が見せた照れ笑いは宝物だ。結婚して9年、息子が生まれてからというもの、夫婦の時間はめっきり減った。

それでも僕たちは互いを尊重し、家事や育児を分担しながら暮らしていた。みほの作る料理は絶品で、特に僕の誕生日に作ってくれるハンバーグは最高だ。僕にとって、みほと息子は何よりも大切な存在だった。

それが全て変わり始めたのは、息子が小学校に入学し、PTA活動などで妻がママ友たちと親しくなり始めた頃からだ。みほは特に仲がいいママ友が3人いる。ゆきえさん、まなかさん、はずきさん。

ゆきえさんは42歳で3人の中では最年長、知的で落ち着いた雰囲気を持ち、いつも適切なアドバイスをくれる頼れる存在だ。まなかさんは僕と同い年の40歳、明るく社交的で、グループの中でいつも話を盛り上げている。

はずきさんは38歳で一番若く、少し大人しいが繊細で思いやりがあり、誰にでも優しく接する性格だ。最初は挨拶程度の関係だったが、みほが「ママ会」と呼ぶ彼女たちとの集まりが増えるにつれ、僕も顔を合わせる機会が増えていった。

子供の運動会や学芸会、それに地域のお祭りなど、家族で参加するイベントで一緒になることも多くなった。彼女たちの共通の趣味はカラオケで、「ママ会」という名目で月に一度は集まっているらしい。みほはその日だけは早く帰宅し、僕が息子の面倒を見ることが恒例となっていた。

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