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徳島県チャンネル

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947 回視聴 ・ いいね ・ 2020/09/17

自然界では、多様な生物がお互いにバランスを保ちながら生息しています。農作物の生産にとって好ましくない病気、害虫、草も、当然ながらともに広く生息しています。人類が農耕生活を始めるようになった約1万年前から、このような作物保護上、有害な生物との闘いが始まりました。
 江戸時代の3大飢饉のひとつ「享保の飢饉」は、稲の害虫であるウンカの大発生によるものでした。一説にはこの飢饉による餓死者は、約100万人にのぼったとされています。
 第二次世界大戦後、有機合成農薬の利用が広がり、農作物の安定多収・高品質化が可能となり、食糧増産に大きく貢献してきました。
 反面、農薬は、生物に対する毒性を利用したものであり、使い方を誤ればヒトを死なせたり中毒を招く「毒」でもあります。
 このため、我が国では、農作物と農薬の組み合わせにおいて、科学的知見に基づく残留基準値を設け、安全を担保するため、個々の農薬ごとに、使用基準を設定しています。
 今回は、農薬の残留基準超過を防止する観点から、知識を深めていきたいと思います。

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